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こんにちは。
4月になりました。
東京の空は残念ながら雨模様ですが、今日から新年度、気持ち新たに一日を過ごしたいものです。
桜の花はほぼ満開でしょうか。
咲き切るかどうかの時に花散らしの雨が降ってしまいましたが、雨に打たれる桜を見ながらの通勤・通学も悪くないものです。
さて、いまさらといった感じも否めませんが今日は、(かつての)卒業式の定番曲である
「蛍の光」と「仰げば尊し」について書いてみたいと思います。
まずは、「蛍の光」の歌詞です
1.
ほたるのひかり まどのゆき
ふみよむつきひ かさねつつ
いつしかとしも すぎのとを
あけてぞけさは わかれゆく
2.
とまるもゆくも かぎりとて
かたみにおもう ちよろずの
こころのはしを ひとことに
さきくとばかり うとうなり
原曲はスコットランド民謡ですが、5音音階という日本の民謡に多く使われる音階でできているため、
哀愁漂うメロディは日本人にも簡単になじむことができました。
また歌詞は7・5調ですね。7文字と5文字の言葉を繰り返す形式で、こちらも日本人になじみの深いリズムです。
そんなこんなでメロディーも歌詞も我々の文化にすっとなじむこの曲ですが、最近のティーンエージャーは知らない曲かな。
お次は「仰げば尊し」です。
1.
仰げば 尊し わが師の恩
教えの庭にも はやいくとせ
思えばいと疾し このとしつき
今こそ別れめ いざさらば
2.
互いに むつみし 日ごろの恩
わかるる のちにも やよ忘るな
身を立て 名をあげ やよ励めよ
今こそ別れめ いざさらば
作者不詳のまま日本の唱歌として広く歌われるようになったこの曲も、原曲はスコットランド民謡という説が濃厚です。
こちらも蛍の光と同様、歌詞の中に「蛍雪の功(中国の故事成語で貧困に耐えながら苦労して学問にはげむ様子)」が勉強のメタファーとして使われています。
そして、蛍の光よりも歌詞が強いですね。
今のようにSNSで容易につながれる時代ではありません。
「別れ」が強く意識されています。
いずれもかつては卒業式を代表する定番曲でした。
この1か月、私は個人的に、高齢者や成人の音楽療法で何度も歌ってきましたが、
歌えば歌うほど現代っ子にも知ってほしいという気持ちが高まります。
歌詞の内容が難しいとか、時代にそぐわないとか、旅立ちの日にがいいとか、レミオロメンがいいとか、
いろいろあるとは思いますが、それでもなお、この2曲がすたれていってしまうのは寂しいのです。
ちなみに、私が小学校を卒業した30数年前に卒業式で歌ったのは「蛍の光」と「仰げば尊し」
そして「贈る言葉」と「夢をあきらめないで」でした。(覚えているなんて偉い!笑)
確か、在校生が「蛍の光」を歌って、卒業生が「仰げば尊し」を歌ったんじゃなかったかしら。
もちろん当時は歌詞の内容も世界観もよくわかりませんでしたが、
わからない曲をわからないまま歌うのが悪いことだとは全く思わないのです。
わからない曲をわからないままでいいから歌ってほしい。
「蛍の光」と「仰げば尊し」はアラフィフになった私にとってそんな曲です。