【東京】音楽療法に20年携わってきた実績

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2024.06.18
自由が丘音楽教室(音とめばえの教室)のご紹介

【①鈴縄作りで指先の巧緻性を高める】

こんにちは。夏野菜がおいしい季節になりましたね。
我が家でもナスやキュウリの漬物や、オクラをふんだんに使っただし(山形の郷土料理だそうです)がぼちぼち冷蔵庫に常備されています。

さて、今日は自由が丘音楽教室(音とめばえの教室)のレッスン内容をご紹介しようと思います。

当音楽教室は障がい児・者や発達に不安を抱えるお子様/成人を対象にしています。
「そのため楽器演奏の技術を向上させたい」というご要望よりも、音楽を使った療育を期待されるかたが多いです。
実際、音に合わせて声を出したり、口腔周囲筋を意識してお歌を歌うことにより
発声や発語の能力が向上するなど、音楽を使って楽しみながら苦手を改善していく方法はたくさんあります。
また、楽器演奏は指先の巧緻性を高めるだけでなく、視覚、聴覚、脳(前頭前野)を同時に使うため、
学習や集中力の強化にも良いことは、習い事界隈でもきっと周知の事実ですよね。
(実際に子供の習い事ランキングでは常にピアノが上位ですし…)

さてさて、音楽療法士の私は楽器代わりにこんなものを使います。

これは100均のロープに100均のホースを通して作った「鈴縄」です。

ピアノを弾く以前の段階、というお子さんのために作ったのですが、
ロープにホースを通しただけだと味気ないので、鈴をつけて音が鳴るようにしました。

正直、ピアノは難しい楽器です。間違えると不快な音がでるのも憎たらしいところ。笑
ここではピアノに向き合えない子たちが黙々と鈴に縄を通して、
完成した手作り楽器を嬉しそうにシャンシャンと鳴らしています。

少し専門的な話で恐縮ですが、
自分の見ている目線の先に、作業する指先があるのもポイントです。
(ピアノは「楽譜を見ながら」「鍵盤を指で弾く」作業ですよね。これ、障がいの子にはすごく難しいのですが、この話はいずれまた。)

鈴縄を作ることで手指を動かし、集中力を高め、出来上がった手作りの鈴縄を演奏する。
立派な音楽活動です!
そして、いつも言っていることですが…
音楽はだれでもできるよ。