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こんにちは。
今日の東京は暖かく、日中の外出には上着もいらないようなぽかぽか日和でしたね。2月は他の月に比べて日数こそ少ないですが、節分にバレンタインデー、そして建国記念日に天皇誕生日と行事の多い月でもあります。
さて、突然ですが昔2月に祝われていた「紀元節」ってご存じですか?ちなみに「紀元節の歌」もありますよ。
①
雲にそびゆる 高千穂の
高根おろしに 草も木も
なびきふしけん 大御世を
仰ぐ今日こそ たのしけれ
歌詞の文言が古めかしいというか、硬い印象ですね。頑張って現代語訳してみます!
雲の合間にそびえたつ大きな山から風が吹き下ろし
草木が風になびき・・・
と、ここまでは壮大な風景描写です。
次の、「大御世」は「君が代」に通ずるものがありますね。天皇陛下の統治する世を指します。
「仰ぐ今日こそ たのしけれ」は、あれあれ?? 似たような歌詞の曲があり、どちらがどちらかわからなくなるのはたぶん私だけでしょうが… 「仰ぎ見るこそ 尊とけれ(一月一日:♪とーしのはーじめのためしとてー)」や「仰げば尊し」など古い曲には似たような言い回しの歌詞がよく出てきますよ。
というわけで後半の「大御世を~」以降を訳してみると、
陛下の統治する世を仰ぎ見ることはありがたいことだ。
といった感じでしょうか。
こんなにおおっぴろげに天皇崇拝する歌があったのか!と驚いた人もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで冒頭の「紀元節」に戻りますと・・・、
紀元節とは2月11日「建国記念の日」を指します。明治時代に作られた「紀元節の歌」がこんな歌詞になるのも納得ですね。
さらにさらに。
昔は天皇誕生日を「天長節」と呼んでおり、こちらも「天長節の歌」というものがあります。
残念ながらここから先は長くなりそうなので、本日のうんちくはここまで!